保育士の退職までの流れ
今回は、保育士さんが円満退職するために知っておきたい3つの注意点についてお話しします。
注意点を時系列で列挙すると…
- ①退職を決めるまで
- ②退職の決意後
- ③保育園の退職承認から辞任まで
①退職を決めるまで
なぜ辞めたいと思ったのかをもう一度落ち着いて考えてみましょう。一時的な感情で、あまり深く考えずに辞めることを決めてしまうと、後悔する場合もあります。
大切なことは、転職先を決めてから辞めるかどうかで大きな違いがあることです。例えば、職場環境が起因した退職であれば別の保育園を探してみるのも手かもしれません。
以下の記事に、辞めたいと思った時に最初にしておきたい、おすすめの周りの人への相談方法について紹介しております。
保育士の退職理由は?川口の保育園が開設【ストレス・人間関係・多忙】
②保育園の退職を決意した後
一般的には、卒園で子供が入れ替わる年度末に辞める場合が多いです。ちょうど今、秋口から年末・年明けになると来年度の予定を聞いてくる園が多いです。
そのため、その時が退職意志を伝えるには適したタイミングと言えます。しかし、我慢できないような事情があり早く辞めたければ、年度中でももちろんOKです。
ただその場合は、少なくとも1ヶ月前、できれば2~3ヶ月前に伝えた方が親切です、引き継ぎを考慮しても、2~3ヶ月前であれば問題はないでしょう。
実際保育園は人出不足の業界ですから、ほぼ間違いなく引きどめがあるかと思いますが、応じる必要性はありません。引きどめでの交渉をされたくない場合は、理由はぼやかした上で明確に退職の意思を伝えるといいでしょう。
保育士の転職のおすすめのタイミング、期間については以下の記事でも詳しく紹介しています。
保育士の転職・就職はまだ間に合う?保育園の移行期間と採用時期について
③保育園の退職承認から辞任まで
もし担任を持っている場合、できれば年度末までは頑張りたいところです。
子供たちにとっても、突然に先生がいなくなってしまうというのはショックです。加えて保護者にとっても、子供を見てもらったのに、急に放り出してしまうといい気持ちはしないでしょう。
辞めることを保護者や子供にもちゃんと伝えておきたいところですが、この辺りは自分の判断ではなく園と相談をした上で決めましょう。どちらの決断にするにせよ、子供たちにはかわらず笑顔で接してあげるのが吉です。
退職の際は、できるだけお世話になった園長・主任・先輩・同僚・後輩などの職場の方々にはきちんと退職の挨拶をしましょう。
人間関係が原因で退職するとしても、一緒に仕事をした人には感謝を伝え方が吉です。
そして後に残る方のためにも自分の担当範囲に関しての引き継ぎはきちんと行い、整理して引き継いでから退職の日を迎えましょう。