保育園日記
保育士は子どもの命を預かる責任の重い仕事です。さらには子どもとの関わりの他にも、保護者対応や事務仕事など仕事量が多く、責任の重さと仕事量に押しつぶされそうになることもあるかもしれません。
しかし、それを上回るほどのやりがいや魅力があります。その魅力に気づいた時に、保育士として仕事の本当の楽しさがわかります。
今回は保育士のやりがい・魅力についてお話しします。また、今現在やりがいを感じれない人向けには、その対処法もお伝えします。
保育士のやりがい・魅力とは?
過酷な仕事現場で保育士を続けていくためにも。やりがいは大きなポイントです。保育士にはたくさんのやりがいを感じられる瞬間がありますが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。1つづつみていきましょう。
- ・子供の成長を感じれた時
- ・保護者から感謝された時
- ・保育士としての自分の成長を感じた時
子供の成長を感じれた時
子供の成長を感じることができた時が何より保育士として一番やりがいを感じる瞬間です。
- ・はじめてしゃべった
- ・はじめて歩くことができた
- ・はじめて嫌いな食べ物を食べることができた
など上記以外にもたくさんのはじめてをみることができるのは保育士の特権です。もしかすると保護者の方より先に成長を見届けることができてしまうのも保育士だからこそですね。
保護者から感謝された時
子どもの様子の報告など、保護者とのやりとりも保育士の大事な仕事です。やりとりを通じて保護者の方と信頼関係を築いていき、感謝されたときも保育士としてのやりがいを感じる瞬間です。
中には、担任変えで「上のクラスでもみてください」と言われたり、兄弟がいる保護者の方からは「下の子も先生に見てほしいです」と言われることもあります。このような言葉をいただけたら保護者の方からプロの保育士としても頼りにされていることを感じられ、さらにやりがいを感じることができますね。
保育士としての自分の成長を感じた時
保育には正解がないので、何年保育士を経験していても、子どもや保護者への対応などについて悩むものです。そういった中で、子供たちに気づかされたり、子供たちと一緒に自分も成長していけるのも保育士ならではの成長の仕方ですね。
「子どもの成長を見届けていると思っていたら、自分自身も成長させられていることに気づいた」という話もよく聞きます。こういった瞬間にもやりがいを感じることができます。
また、自分が子どもを生んで子育てする際、保育士の経験が役に立つことで自分の成長を感じることもあります。
やりがいを感じられないときの解決法は?
たくさんのやりがいがある保育士という仕事。しかし、中には保育以外の業務に追われたりして、「あれ?なんで保育の仕事しているんだっけ?」となることも。そこで、やりがいを見出せなくなった時のよくある原因とその対処法についてお話しします。
- ・仕事量が多すぎて気力・体力が限界
- ・保護者や職場内の人間関係
- ・やりたい保育ができない
仕事量が多すぎて気力・体力が限界
保育士の仕事は、保育だけに止まりません。書類を作ったり、行事の準備を行なったり、保護者対応をしたりと多岐に渡ります。
そうなると残業をしたり、家に持ち帰ったりと休む間もなく気力、体力が限界にきてしまいます。こうなる前に対処できるポイントをお話しします。
製作物、壁面のコストを最小限にする
製作物や壁面を毎回考えるのは時間も労力もかかる大変な作業です。なので今一度、作業コストを削減できる部分はないかを考えてみましょう。
例えば、“一度使った作品のパーツは分解して土台を再利用する”や“子どもたちの作品をメインにして、保育士は若干の装飾を加える程度にする”といった方法があります。
子どもたちの自立心に任せる「見守る保育」
子どもたちの着替え、トイレ、清掃、遊び、なんでも保育士が完璧にやってあげないといけないと思っていませんか?何から何まで保育士が全て面倒見る必要はなく、身の回りのことはある程度任せてみましょう。
怪我や喧嘩の起こらない範囲で、子どもたちの行動を見守ってあげることも立派な保育士の仕事です。
働き方を変える
常勤なら非常勤に切り替えて、自分なりに勤務時間を調整してみましょう。非常勤保育士なら、書類仕事が少なく事務作業よりも保育に集中できるといったメリットがあります。
また、どうしても改善できそうにない場合は転職も視野に入れると良いです。川口市のたいよう保育園では、待遇面も含めた働く環境を良くするための取り組みを行なっています。ぜひ、興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください。
保護者や職場内の人間関係
保育士はクラスを運営するにあたり、小さな人間関係の中で仕事を進めていかなくてはなりません。そのため園長、同僚と頻繁にコミュニケーションを取る必要があります。
また、保護者の方とも関係を築いていく必要もあるので、中には保護者や職場内の人間関係が上手くいかないことも多くあります。これに対する対処法をお話しします。
積極的にコミュニケーションをとる
子どもとの接し方には慣れてきたけれど、大人との会話には口下手になりうまく表現ができないといった悩みを抱える保育士は少なくありません。人とのコミュニケーションに慣れるためにも、積極的に何度も会話をすることが重要です。
また、保護者の方に対しては直接コミュニケーションを取るのが難しいこともあるかもしれません。そういった場合最初は、連絡帳などに子供に起きた出来事などを共有することでコミュニケーションをとり信頼関係を築いていきましょう。
やりたい保育ができない
経験を積んでいくと、自分のやりたい保育像が出来上がってくるようになります。しかし、やりたい保育をしようとすると園長や先輩保育士から止められる、また止められるわけではなくても「それより、こっちのほうがいいわよ〜」などと言われ、自分のやりたいように出来ないことがあります。これに対する対処法をお話しします。
園長や先輩保育士に自分の意見を伝える
まずは園長や主任保育士、先輩保育士に相談してみましょう。やりたい保育があるとはいえ、園の方針が基本という事実は変わりません。
あなたの”この保育園をよくしたい”という熱意とともに説明することで納得してもらえるケースもあります。なので、ぜひ一度話し合いの場を設けてみましょう。
新しい環境で再スタートをきる
園長や先輩保育士と話しあってみてそれでも自分のやりたい保育ができないと感じたら思い切って転職してみましょう。やりたい保育が園の方針と異なる場合は、合わないものは合わないと割り切って身を引くことも立派な解決策です。
折り合いのつかないまま我慢して働き続けるくらいなら、自分の目標にあった園で再スタートを切りましょう。保育士の転職については以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
保育士のやりがい、やりがいが感じられない時について改めて考え直すことはできましたでしょうか?
やりがいが感じられない時は、保育士自体を止めるのではなく新しい保育園で再スタートをきるのも一つの手段です。
川口市の保育園では、保育士にやりがいを持って働いていただこうと制度を積極にとり入れたり、環境を整えている保育園が存在します。ぜひ転職も視野に入れてみてください。