保育士の労働環境を改善するには? 川口市の保育園が解説
ここでは次のような2点について、労働環境を見極めるためのポイントをお話しします。
- ・勤務時間が実態として多すぎるケース
- ・低賃金なケース
勤務時間が実態として多すぎるケース
保育士の仕事は原則8時間勤務です。しかし保育士の仕事量、仕事の特製上8時間におさまらず持ち帰りや、残業をしなければならないケースが多いかと思います。
このような場合、配置基準が適切でない場合があります。配置基準とは保育施設を運営するにあたり満たさなければならない基準の一つで、子ども一人に対して何人の保育士が必要かを表した基準のことをいいます。これは国や自治体、施設ごとに異なります。自治体の配置基準を確認し、当該保育園がこの配置基準を満たしていれば、子供の人数に対して十分な保育士が揃っている証明になります。
この配置基準について理解はしているが、実際に所属している園が自治体の配置基準を満たしているかどうか確認するのを見落としがちです。なので、一度配置基準について確認してみましょう。
低賃金なケース
保育士の給与は低いと言われることも多いです。実際に見てみると、令和元年の全職種の平均年収が436万円であるのに対し、保育士は363万円ほどと全体の平均額から70万円も低いことがわかっています。子供の命をあずかる責任の思い仕事ということを加味すると決して高くない額かと思います。
【令和元年度】
・保育士の平均年収 363万4600円
・全職種の平均年収 436万円
※出典:
にもかかわらず最悪の場合、残業代がでずサービス残業をしているケースも多く見受けられます。
こういった給与が低いかどうかを確認基準の一つとして、保育士の処遇改善での給与アップや、家賃補助など国や地方自治体が出している制度を採用しているかどうかがあります。
最近では、保育士の労働環境をよくするために国や自治体が様々な施策を打ち出しています。これが所属している保育園で採用されているかどうかを確認してみましょう。保育士の処遇改善や家賃補助の詳しいことについては以下の記事をご覧ください。